【富山・宇奈月ダム】黒部峡谷の玄関口に佇む重力式ダム!温泉街と湖面を彩る絶景

ダム巡り

富山県黒部市、黒部峡谷の玄関口に位置する宇奈月ダムは、黒部川の雄大な流れをせき止める重力式コンクリートダムです。その堂々たる姿は、周辺の豊かな自然と調和し、特に美しいエメラルドグリーンのダム湖は、訪れる人々を魅了します。

今回は、そんな宇奈月ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、宇奈月ダムのすべてを余すことなくご紹介します。黒部峡谷の自然と共生するダムの魅力を、一緒に深く探りに行きましょう!

基本情報

正式名称宇奈月ダム
所在地富山県黒部市宇奈月町
河川名黒部川水系黒部川
型式重力式コンクリートダム
堤高97m
堤頂長190m
着工年1970年(昭和45年)
完成年1993年(平成5年)
主な目的F:洪水調整
W:上水道
P:発電
管理者国土交通省

ダムの歴史と背景

宇奈月ダムの建設は、黒部川がもたらす度重なる洪水被害から下流域を守ること、そして安定した水資源を確保することを目的に計画されました。特に、急流河川である黒部川は、集中豪雨時にはその水量が増大し、かつては下流の平野部に甚大な被害をもたらしていました。

1970年に着工し、長期にわたる工事を経て1993年に完成しました。このダムは、洪水調節によって下流域の安全性を高めるとともに、発電にも利用され、地域の電力安定供給に貢献しています。また、ダム下流の河川維持用水の確保にも寄与しており、黒部川の生態系保全にも配慮がなされています。宇奈月ダムは、黒部川がもたらす自然の恩恵を最大限に活用し、人々の暮らしを豊かにするための重要なインフラとして、現在もその役割を担い続けています。

見どころ・楽しみ方

宇奈月ダムは、その堅固な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の美しい自然が織りなす景観が大きな魅力です。

エメラルドグリーンのダム湖(うなづき湖): ダム湖は「うなづき湖」と名付けられ、その水は透明度の高いエメラルドグリーン色をしています。周囲の緑豊かな山々とのコントラストが美しく、特に晴れた日には絶景が広がります。

うなづき湖展望台: ダム湖やダム堤体を一望できる展望台が整備されており、写真撮影にも最適です。

ダム右岸広場・左岸広場: 広々とした広場があり、ダムを眺めながら休憩したり、散策したりすることができます。

大夢来館(だむくーるかん): ダムの役割や建設に関する情報、黒部川の自然について学べる施設です。ダムをより深く理解するのに役立ちます。

トロッコ電車からの眺め: 黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗ると、車窓から宇奈月ダムやダム湖の一部を眺めることができます。新緑や紅葉の季節は特に美しく、人気を集めます。

アクセス

宇奈月ダムは、富山県の東部に位置しており、車でのアクセスが便利です。

また、周辺に富山地方鉄道の宇奈月温泉駅があり、徒歩でのアクセスも可能です。

  • 北陸自動車道「黒部IC」から国道8号、県道13号などを経由し、約20~30分。
  • 駐車場は、ダム周辺や大夢来館に整備されています。
  • 富山地方鉄道「宇奈月温泉駅」から徒歩20分

ダムカード情報

宇奈月ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所大夢来館(だむくーるかん)
配布時間9:00~17:00(休館日を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

富山県の宇奈月ダムは、黒部峡谷の豊かな自然の中に溶け込み、その堅固な姿と美しいエメラルドグリーンのダム湖が魅力です。治水・利水・発電という重要な役割を担いながら、訪れる人々に感動と学びを提供してくれます。

観光放流の迫力や、四季折々に表情を変えるダム湖の美しさは、きっとあなたの心に残る体験となるでしょう。ぜひ一度、この宇奈月ダムを訪れて、黒部峡谷の自然と、それを支えるダムの存在感を肌で感じてみてください。

訪問日2025年7月24日

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