【埼玉・間瀬ダム】静かな里山に佇む堰堤!豊かな水が育む秩父の暮らし

ダム巡り

埼玉県本庄市、利根川水系の間瀬川に位置する間瀬ダム(まぜダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな山々と見事に調和し、地域の洪水調節と水供給に重要な役割を担っています。大規模な観光地ではありませんが、静かで心安らぐ景色を求めて訪れる人々に親しまれています。

今回は、そんな間瀬ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、間瀬ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

間瀬ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称間瀬堰堤(まぜえんてい)
所在地埼玉県本庄市
河川名利根川水系間瀬川
型式重力式コンクリートダム
堤高27.5m
堤頂長126.0m
着工年1930年(昭和5年)
完成年1937年(昭和12年)
主な目的N:流水機能維持
A:農業用水
管理者美児沢用水土地改良区

ダムの歴史と背景

間瀬ダムの建設は、間瀬川流域における洪水被害の軽減と、周辺農地への安定的な農業用水の供給を目的として計画されました。この地域は古くから農業が盛んでしたが、水害への備えと、天候に左右されない安定した水源の確保が長年の課題でした。

1930年に着工された間瀬ダムは、約7年の歳月をかけて1937年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、完成以来、地域の安全と安定した農業用水の供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された湖は、周囲の豊かな自然と調和し、静かで落ち着いた景色を提供してくれます。

見どころ・楽しみ方

間瀬ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高27.5m、堤頂長126mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。大規模ダムのような迫力はありませんが、地域の暮らしを支える堅実な存在として、その役割を感じることができます。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

ダム湖の景観:ダム湖は、周囲の里山と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

周辺の自然散策:ダム周辺には、自然を活かした散策路が整備されている場所もあります。のんびりとウォーキングを楽しみながら、里山の豊かな自然を満喫できます。

アクセス

間瀬ダムへは車でのアクセスをおすすめします。

  • ダム専用の駐車場はありません。ダム湖での釣り客の駐車スペースがあります。

ダムカード情報

間瀬ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所本庄市観光農業センター
配布時間10:00~17:00(木曜、年末年始を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布
配布場所本庄市観光協会児玉支部
配布時間8:30~17:15(土日祝を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布
配布場所美児沢用水土地改良区
配布時間8:30~17:15(土日祝を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

埼玉県本庄市に位置する間瀬ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の穏やかな自然が魅力のダムです。地域の安全と農業を支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい里山の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この間瀬ダムを訪れて、その堅実な存在感と、秩父の水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月11日

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