【埼玉・合角ダム】秩父の山々に抱かれたエメラルドグリーンのダム湖

ダム巡り

埼玉県秩父郡小鹿野町、赤平川の支流である小森川に位置する合角ダム(かっかくダム)は、雄大な秩父の自然に溶け込む美しい姿が印象的なダムです。特にそのエメラルドグリーンに輝くダム湖は訪れる人々を魅了し、周辺地域の水害対策や水供給を支える重要な役割を担っています。

今回は、合角ダムの基本情報から建設の背景、見どころ、アクセス、そしてダムカード情報まで、その魅力を深掘りしていきます。秩父の豊かな自然の中で、ダムが果たす役割と、そこから生まれる絶景を一緒に体験しましょう!

基本情報

合角ダムは、治水・利水を主な目的とする多目的ダムです。

正式名称合角ダム(かっかくだむ)
所在地埼玉県秩父市
河川名荒川水系吉田川
型式重力式コンクリートダム
堤高60.9m
堤頂長195m
着工年1990年(平成2年)
完成年2003年(平成15年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
管理者埼玉県

ダムの歴史と背景

合角ダムの建設は、秩父地域における洪水被害の軽減と、埼玉県の中央部・南部への安定した水供給の確保が主な目的でした。荒川水系の支流である赤平川やその下流域では、かつて集中豪雨による水害が頻発していました。また、人口増加や産業の発展に伴い、生活用水や工業用水の需要も増大の一途を辿っていました。

1990年に着工された合角ダムは、約13年という長い歳月をかけて2003年に完成しました。完成以来、合角ダムは洪水調節によって下流域の安全を守るとともに、首都圏の重要な水源の一つとして、埼玉県の豊かな暮らしを支え続けています。

見どころ・楽しみ方

合角ダムは、その美しいダム湖と雄大な堤体が織りなす景観が最大の魅力です。

エメラルドグリーンの湖:ダム湖は「西秩父桃湖(にしちちぶももこ)」と名付けられており、その水は息をのむほど美しいエメラルドグリーン色をしています。透明度が高く、周囲の豊かな緑や空の色が湖面に映り込み、幻想的な景色を作り出します。湖畔のドライブや、穏やかな水面を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめです。

四季折々の自然美:春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、そして冬の澄んだ空気と、四季を通じてダムと周辺の自然が異なる表情を見せてくれます。特に秋には、山々が色鮮やかに染まり、多くの観光客で賑わいます。

ダム広場と周辺施設:ダムサイト周辺には広々とした広場が整備されており、休憩やピクニックに最適です。ダムの役割や機能に関する案内板も設置されているので、ダムについて深く学ぶこともできます。

アクセス

合角ダムは、埼玉県秩父郡小鹿野町に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 関越自動車道「花園IC」から国道140号、国道299号などを経由し、およそ1時間~1時間15分で到着します。
  • 駐車場は、ダム管理事務所付近に完備されています。

ダムカード情報

合角ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所合角ダム管理所
配布時間9:00~16:00(土日祝を含む)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

埼玉県の合角ダムは、秩父の雄大な自然に溶け込む美しい重力式コンクリートダムであり、そのエメラルドグリーンのダム湖「西秩父桃湖」が最大の魅力です。洪水調節や水供給といった重要な役割を担いながら、訪れる人々に感動と安らぎを与えてくれる存在です。

都会から比較的近い場所で、壮大な自然と巨大なダムのコントラストを体験できる合角ダムへ、ぜひ一度足を運んでみませんか。

訪問日2025年5月4日

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