宮城県大崎市、北上川水系大沢川に位置する上大沢ダム(かみおおさわダム)。その素朴で優しいアースダムの姿は、周囲の豊かな田園風景と見事に調和し、地域の農業用水供給に重要な役割を担っています。ダムによって形成された湖は、美しい景色が広がり、地域の憩いの場となっています。

今回は、そんな上大沢ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、上大沢ダムのすべてを余すことなくご紹介します。
基本情報
上大沢ダムは、主に利水、利水を目的とする多目的ダムです。
正式名称 | 上大沢ダム(かみおおさわだむ) |
所在地 | 宮城県大崎市 |
河川名 | 北上川水系上大沢川 |
型式 | アースフィルダム |
堤高 | 19.0m |
堤頂長 | 228.5m |
総貯水容量 | 410,000㎥ |
着工年 | 1990年(平成2年) |
完成年 | 2003年(平成15年) |
主な目的 | F:洪水調整 W:上水道 |
管理者 | 宮城県 |
ダムの歴史と背景
上大沢ダムの建設は、大沢川流域における農業用水の安定供給を目的として計画されました。この地域は、稲作が盛んであり、水源の確保が長年の課題でした。
1990年に着工された上大沢ダムは、約5年の歳月をかけて2003年に完成しました。土を盛り上げて造られるアースダムという形式は、自然の地形に溶け込みやすく、その素朴な姿が特徴です。完成以来、地域の重要な農業インフラとして機能し続けています。ダムによって形成された湖は、周辺の自然と一体となり、地域の憩いの場となっています。

見どころ・楽しみ方
上大沢ダムは、その素朴で優しいダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。
素朴なアースダムの堤体:堤高19m、堤頂長228mのアースダムは、コンクリートダムのような重厚さとは異なり、緑の斜面が広がる優しい景観が特徴です。自然に溶け込んだその姿は、訪れる人に安心感を与えます。
ダム湖の景観:ダム湖は、周囲の豊かな田園風景と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の稲穂が黄金色に輝く時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。


周辺の自然散策:ダム周辺には、自然を活かした散策路が整備されており、のんびりとウォーキングや森林浴を楽しむことができます。
アクセス
上大沢ダムは、宮城県大崎市に位置しており、車でのアクセスが便利です。
- 東北自動車道「古川IC」から車で約20分。
- 駐車場はありません。周辺の道路状況に注意してください。
ダムカード情報
上大沢ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。
配布場所 | 宮城県大崎地方ダム総合事務所 ※ダムから離れています。 |
配布時間 | 9:00~17:00(平日のみ) |
配布条件 | ダムを訪れた方に配布 |
配布場所 | 漆沢ダム管理事務所 ※ダムから離れています。 |
配布時間 | 9:00~17:00(土日祝を含む) |
配布条件 | ダムを訪れた方に配布 |
※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。
まとめ
宮城県大崎市に位置する上大沢ダムは、その素朴で優しいアースダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の農業を支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。
ぜひ一度、この上大沢ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。
訪問日 | 2025年8月14日 |
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