【岩手・胆沢ダム】東北最大級のロックフィルダム!水の郷・奥州市の新たなシンボル

ダム巡り

岩手県奥州市、北上川水系胆沢川に位置する胆沢ダム(いさわダム)。その雄大で巨大な中央コア型ロックフィルダムの姿は、周囲の豊かな山々と見事に調和し、北上川下流域の治水と水供給に重要な役割を担っています。国内でも有数の規模を誇るダムとして、地域の新たなシンボルとなっています。

今回は、そんな胆沢ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、胆沢ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

胆沢ダムは、治水と利水、発電を目的とする多目的ダムです。

正式名称胆沢ダム(いざわだむ)
所在地岩手県奥州市
河川名北上川水系胆沢川
型式中央コア型ロックフィルダム
堤高127.0m
堤頂長723.0m
総貯水容量143,000,000㎥
着工年2002年(平成14年)
完成年2013年(平成25年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
A:農業用水
W:上水道
P:発電
管理者国土交通省

ダムの歴史と背景

胆沢ダムの建設は、北上川下流域における洪水被害の軽減と、胆江平野への安定した農業用水供給を目的として計画されました。この地域は、水害への備えと、農業生産の安定が長年の課題でした。

2002年に着工された胆沢ダムは、既存の石淵ダム(1953年完成)を統合・再開発する形で建設が進められました。約17年の歳月をかけて2013年に完成したこのダムは、堤高127m、堤頂長723.2mという、東北地方最大級の規模を誇ります。完成以来、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。

見どころ・楽しみ方

胆沢ダムは、その圧倒的なスケールと、周辺に整備された観光施設が大きな魅力です。

雄大なロックフィルダムの堤体:堤高127m、堤頂長723.2mという雄大な堤体は、圧倒的な迫力で訪れる人を迎えます。ロックフィルダムならではの重厚感と、自然への調和を感じられるでしょう。

ダム湖「胆沢ダム湖」の景観:ダム湖は、周囲の豊かな山々と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

周辺施設「胆沢ダムオアシス館」:ダムのたもとにある「胆沢ダムオアシス館」は、ダムの役割や歴史、建設技術などを楽しく学べる施設です。ダムカードの配布場所でもあり、ダム見学の拠点として利用できます。

アクセス

胆沢ダムは、岩手県奥州市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 東北自動車道「水沢IC」から車で約40分。
  • 駐車場は、ダム管理所前に整備されています。

ダムカード情報

胆沢ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所胆沢ダム管理支所
配布時間9:00~17:00(土日祝を含む)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

岩手県奥州市に位置する胆沢ダムは、その東北最大級のロックフィルダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この胆沢ダムを訪れて、そのスケールと、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月14日

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