【茨城・楮川ダム】水戸市の水源を支える重力式ダム!豊かな森に抱かれた静かな湖畔

ダム巡り

茨城県水戸市の北部、那珂川水系の楮川に位置する楮川ダム(こうぞがわだむ)。その重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな森と見事に調和し、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

今回は、そんな楮川ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、楮川ダムのすべてを余すことなくご紹介します。水戸市民の暮らしを足元から支えるダムの魅力を、一緒に深く探りに行きましょう!

基本情報

楮川ダムは、主に上水道の確保を目的としたダムです。

正式名称楮川ダム(こうぞがわだむ)
所在地茨城県水戸市
河川名那珂川水系楮川
型式重力式コンクリートダム
堤高35.0m
堤頂長364.0m
総貯水容量1,970,000㎥
着工年1981年(昭和56年)
完成年1986年(昭和61年)
主な目的W:上水道
管理者水戸市

ダムの歴史と背景

楮川ダムの建設は、高度経済成長期に突入し、急速に人口が増加していた水戸市において、増大する上水道の需要に応えるために計画されました。安定した生活用水の確保は、当時の水戸市にとって喫緊の課題でした。

1981年に着工し、約5年の歳月をかけて1986年に完成しました。このダムは、完成以来、水戸市の中央部に位置する重要な水源として、多くの市民の生活を支え続けています。大規模な河川に建設されたダムとは異なり、まさに「地域に根ざした」ダムとして、長年にわたりその役割を果たしています。楮川ダムは、目立つ存在ではないかもしれませんが、水戸市民のライフラインを支える上で不可欠な存在です。

見どころ・楽しみ方

楮川ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな森が織りなす静かな景観が魅力です。

ダム堤体と周辺の散策:ダム堤上は歩いて渡ることができ、その堅牢な構造を間近で感じられます。周囲の森は散策路としても整備されており、豊かな自然の中でリラックスした時間を過ごすことができます。

ダム湖(楮川調整池)の静けさ:ダム湖は「楮川調整池」と呼ばれ、周囲を深い緑の森に囲まれています。静かで落ち着いた水面は、季節ごとに異なる表情を見せ、特に新緑や紅葉の時期には、森とのコントラストが美しく映えます。

水戸の自然に触れる:市街地から比較的近い場所でありながら、豊かな自然が残されており、野鳥観察や森林浴を楽しむことができます。

アクセス

楮川ダムは、茨城県水戸市の郊外に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 常磐自動車道「水戸IC」から国道50号などを経由し、約20~30分。
  • 駐車場は、楮川浄水場付近やダム右岸側にも整備されています。

ダムカード情報

楮川ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所楮川浄水場(浄水管理事務所)
配布時間9:00~16:00(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

茨城県の楮川ダムは、水戸市民の暮らしを支える重要な水がめでありながら、豊かな森に抱かれた静かで美しいダムです。その堅実な姿と、周囲の自然が織りなす景観は、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。

都市近郊にありながらも、自然の中で心を落ち着かせることができる楮川ダム。ぜひ一度、この楮川ダムを訪れて、その穏やかな存在感と、水戸の暮らしを支える大切な役割を肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月12日

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