【茨城・飯田ダム】生態系と共生するダム!自然豊かな「笠間湖」の水の恵み

ダム巡り

茨城県笠間市、一級河川・那珂川水系涸沼川の支流である飯田川に位置する飯田ダム(いいだダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の里山と見事に調和し、地域の治水・利水に重要な役割を担っています。ダムによって形成された「笠間湖」は、生態系の保全が図られ、野鳥や淡水魚の生息地として、また市民の憩いの場としても親しまれています。

今回は、そんな飯田ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、飯田ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

飯田ダムは、治水・利水と多岐にわたる目的を持つ多目的ダムです。

正式名称飯田ダム(いいだだむ)
所在地茨城県笠間市
河川名那珂川水系飯田川
型式重力式コンクリートダム
堤高33.0m
堤頂長219.5m
着工年1974年(昭和49年年)
完成年1991年(平成3年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
管理者茨城県

ダムの歴史と背景

飯田ダムの建設は、飯田川流域における洪水被害の軽減と、笠間市への安定した上水道の供給を目的として計画されました。この地域は、水害への備えと、都市化に伴う水需要の増大という二つの課題を抱えていました。

1974年に着工された飯田ダムは、約17年の歳月をかけて1991年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダム湖は公募により「笠間湖」と名付けられ、湖畔には生態系環境創造事業によって、水生生物や野鳥が棲みやすい環境が整備されています。

見どころ・楽しみ方

飯田ダムは、その堅実なダムの姿と、生態系が豊かに保たれた美しい笠間湖が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高33m、堤頂長219.5mの重力式コンクリートダムは、安定感と存在感が特徴です。堤頂は歩くことができ、笠間湖と下流の景色を同時に眺めることができます。

ダム湖「笠間湖」の景観と自然:笠間湖は、多くの沢が入り組んだ複雑な地形と、水深の浅さが特徴です。この恵まれた環境は、水生生物や淡水魚の生息に適しており、バードウォッチングのスポットとしても知られています。特に新緑や紅葉の季節は、湖面に映る美しい景色を楽しむことができます。

周辺の散策:ダム湖の周囲には散策路が整備されており、豊かな自然を楽しみながらウォーキングができます。平坦な道が多いため、体力に自信のない方でも気軽に散策を楽しめます。

アクセス

飯田ダムは、茨城県笠間市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 関東自動車道「友部IC」から車で約25分。
  • 駐車場は、ダム管理所横にあります。

ダムカード情報

飯田ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所飯田ダム管理事務所
配布時間8:30~17:15(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布
配布場所かさま歴史交流館 井筒屋 受付
配布時間9:00~21:00(定休日:月曜日)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

茨城県笠間市に位置する飯田ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、生態系と共生する美しい笠間湖が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、豊かな自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この飯田ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月12日

コメント

タイトルとURLをコピーしました