【茨城・花貫ダム】紅葉の名所として知られる重力式ダム!四季折々の自然が美しい憩いの場

ダム巡り

茨城県高萩市、花貫川に位置する花貫ダム(はなぬきダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな山々と見事に調和し、高萩市の治水・利水に重要な役割を担っています。特に、花貫渓谷の豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色、中でも紅葉の名所として多くの人々に親しまれています。

今回は、そんな花貫ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、花貫ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

花貫ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称花貫ダム(はなぬきだむ)
所在地茨城県高萩市
河川名花貫川水系花貫川
型式重力式コンクリートダム
堤高45.3m
堤頂長223.6m
総貯水容量2,880,000㎥
着工年1970年(昭和45年)
完成年1973年(昭和48年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
I:工業用水
管理者茨城県

ダムの歴史と背景

花貫ダムの建設は、花貫川流域における洪水被害の軽減と、高萩市への安定した上水道の供給を目的として計画されました。この地域は、かつて水害に見舞われることがあり、また、都市化に伴う水需要の増大も喫緊の課題となっていました。

1970年に着工された花貫ダムは、約4年の歳月をかけて1973年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された湖は「花貫ダム湖」と名付けられ、その周辺は豊かな自然が保全されています。

見どころ・楽しみ方

花貫ダムは、その堅実なダムの姿と、四季折々に美しい周辺の景観が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高48.2m、堤頂長174mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

紅葉が彩る花貫渓谷の絶景:花貫ダムは、特に秋の紅葉シーズンに多くの観光客が訪れます。ダムの周辺には花貫渓谷が広がり、「汐見滝吊り橋」など、渓谷美を堪能できるスポットが点在します。赤や黄色に染まった木々が湖面に映り込む姿は、息をのむほどの美しさです。

周辺の自然散策:ダム周辺には、豊かな自然を活かした散策路が整備されており、のんびりとウォーキングを楽しむことができます。春の新緑や、冬の雪景色など、四季を通じて異なる表情を見せてくれます。

ダムの役割を学ぶ:ダム管理所付近には、ダムの役割や機能に関する案内板などがあり、ダムについて学ぶことができます。

アクセス

花貫ダムは、茨城県高萩市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 常磐自動車道「高萩IC」から車で約20分。
  • 駐車場は、ダム管理所付近にあります。

ダムカード情報

花貫ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所花貫ダム管理所
配布時間8:30~17:15(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布
配布場所花貫ふるさと自然公園センター
配布時間9:00~16:00(土日祝を含む)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

茨城県高萩市に位置する花貫ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、花貫渓谷の美しい自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、特に秋の紅葉シーズンには多くの人々に感動を与えてくれます。

ぜひ一度、この花貫ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月12日

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