【兵庫・但東ダム】水害と渇水から町を守るダム!豊岡市の重力式コンクリートダム

ダム巡り

兵庫県豊岡市但東町、円山川水系横谷川に位置する但東ダム(たんとうダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな自然と見事に調和し、地域の治水と水供給に重要な役割を担っています。特に、度重なる水害と渇水から地域住民の生活を守るための要として機能しています。

今回は、そんな但東ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、但東ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

但東ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称但東ダム(たんとうだむ)
所在地兵庫県豊岡市
河川名円山川水系横谷川
型式重力式コンクリートダム
堤高25.7m
堤頂長120.0m
総貯水容量470,000㎥
着工年2004年(平成16年)
完成年2006年(平成18年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
管理者兵庫県

ダムの歴史と背景

但東ダムの建設は、横谷川流域における長年の課題であった水害と水不足の解消を目的として計画されました。但東町を含む地域は、数年に一度大型台風により度重なる洪水被害に悩まされてきました。同時に、夏季には給水制限が行われるほどの水不足にも見舞われていました。但東ダムは、これらの課題を一挙に解決するため、洪水調節と上水道の安定供給という二つの重要な役割を担うダムとして建設されました。ダムの完成により、地域の安全と安定した水の確保が実現し、住民生活の安心につながっています。

2004年に着工された但東ダムは、約3年の歳月をかけて2006年に竣工しました。

見どころ・楽しみ方

但東ダムは、その堅実なダムの姿と、地域の生活を支える役割の大きさが大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高25.7m、堤頂長120mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。ダム堤頂は遊歩道として開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

生活を守るダムの存在意義:「水害と渇水から町を守るダム」としてこのダムは豊岡市但東町の生活に欠かせない存在です。洪水時には下流の安全を守り、渇水時には安定した水を供給する、その重要な役割に思いを馳せながら見学するのがおすすめです。

ダム湖周辺の自然景観:ダム湖「よこたに湖」には水鳥などの野生動物が集い、自然豊かな環境が創出されています。四季折々の自然の移ろいを感じながら、穏やかな景観を楽しむことができます。

アクセス

但東ダムは、兵庫県豊岡市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 舞鶴若狭自動車道「福知山IC」または北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山IC」からアクセス可能です。
  • 駐車場は、ダム管理所前に整備されています。

ダムカード情報

但東ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所日本・モンゴル民族博物館
※ダムから離れています。
配布時間9:30~17:00(水曜定休)
配布条件ダムを訪れた方に配布
配布場所豊岡土木事務所河川砂防課
※ダムから離れています。
配布時間9:00~17:00(土日祝除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

兵庫県豊岡市に位置する但東ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿に加え、「水害と渇水から町を守るダム」という、地域の安全と生活に直結した重要な役割を持つ点が特徴です。地域の水問題を解決するために建設されたこのダムは、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この但東ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2022年8月13日

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