岐阜県下呂市、飛騨川水系馬瀬川に位置する馬瀬川第二ダム(まぜがわだいにダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、豊かな馬瀬川の渓谷に佇み、地域への電力供給に重要な役割を担っています。

今回は、そんな馬瀬川第二ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、馬瀬川第二ダムのすべてを余すことなくご紹介します。
基本情報
馬瀬川第二ダムは、主に発電を目的とするダムです。
正式名称 | 馬瀬川第二ダム(まぜがわだいにだむ) |
所在地 | 岐阜県下呂市 |
河川名 | 木曽川水系馬瀬川 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 44.5m |
堤頂長 | 263.0m |
総貯水容量 | 101,000㎥ |
着工年 | 1966年(昭和41年) |
完成年 | 1976年(昭和51年) |
主な目的 | P:発電 |
管理者 | 中部電力 |
ダムの歴史と背景
馬瀬川第二ダムの建設は、中部電力による飛騨川流域の電源開発の一環として計画されました。この地域は、水資源が豊富であり、古くから水力発電の適地として知られていました。
1966年に着工された馬瀬川第二ダムは、約10年の歳月をかけて1976年に完成しました。上流にある岩屋ダムと連携して発電を行い、日本の高度経済成長を支える電力供給に貢献しました。完成以来、地域の重要な電力インフラとして機能し続けています。
見どころ・楽しみ方
馬瀬川第二ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。
堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高45m、堤頂長263mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。
馬瀬川の渓谷美:ダムが位置する馬瀬川は、清流として知られ、周囲は豊かな緑に囲まれています。特に新緑の季節や、秋の紅葉が渓谷を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。


周辺の観光地との組み合わせ:馬瀬川流域は、アユ釣りの名所としても知られています。また、近くには温泉地である下呂温泉があり、合わせて訪れるのがおすすめです。
アクセス
馬瀬川第二ダムは、岐阜県下呂市に位置しており、車でのアクセスが便利です。
- 東海環状自動車道「富加関IC」から車で約1時間30分。
- 駐車場はありません。ダム堤体付近の道路の路肩が広くなっているため、交通の妨げにならなければ駐車できます。
ダムカード情報
馬瀬川第二ダムでは、人気の「ダムカード」は配布していません。今後の追加に期待しましょう。
まとめ
岐阜県下呂市に位置する馬瀬川第二ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の電力供給に重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。
ぜひ一度、この馬瀬川第二ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。
訪問日 | 2025年6月23日 |
コメント