【福島・真野ダム】飯舘村の水の要!豊かな森に抱かれた重力式ダム

ダム巡り

福島県相馬郡飯舘村、真野川水系真野川に位置する真野ダム(まのだむ)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、阿武隈山地の豊かな森林と見事に調和し、地域の治水と水供給に重要な役割を担っています。ダムによって形成された「はやま湖」は、美しい景色が広がり、地域の憩いの場となっています。

今回は、そんな真野ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、真野ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

真野ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称真野ダム(まのだむ)
所在地福島県相馬郡飯館村
河川名真野川水系真野川
型式重力式コンクリートダム
堤高69.0m
堤頂長239.0m
総貯水容量36,200,000㎥
着工年1983年(昭和58年)
完成年1991年(平成3年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
I:工業用水
P:発電
管理者福島県

ダムの歴史と背景

真野ダムの建設は、真野川流域における洪水被害の軽減と、相馬市・南相馬市(旧相馬市、原町市)への安定した水道水の供給を目的として計画されました。この地域は、水害への備えと、都市化に伴う水需要の増大が長年の課題でした。

1983年に着工された真野ダムは、約8年の歳月をかけて1991年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された「はやま湖」は、周辺の豊かな自然と一体となり、地域の憩いの場となっています。

見どころ・楽しみ方

真野ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高69m、堤頂長239mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

ダム湖「はやま湖」の景観:ダム湖は、周囲の豊かな山々と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

周辺の自然散策:ダム周辺には、豊かな自然を活かした散策路が整備されており、のんびりとウォーキングや森林浴を楽しむことができます。

アクセス

真野ダムは、福島県飯舘村に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 常磐自動車道「相馬IC」から車で約30分。
  • 駐車場は、ダム湖畔ほか管理所付近にも整備されています。

ダムカード情報

真野ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所真野ダム管理所
配布時間10:00~15:00(土日祝を含む)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

福島県飯舘村に位置する真野ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この真野ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月13日

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