【福島・木戸ダム】太平洋を望む重力式コンクリートダム!治水と水供給を担う里山の要

ダム巡り

福島県双葉郡楢葉町、太平洋へと注ぐ木戸川に位置する木戸ダム(きどダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな里山と見事に調和し、地域の洪水調節や上水道の供給に重要な役割を担っています。特に、ダム湖周辺は美しい自然に恵まれ、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。

今回は、そんな木戸ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、木戸ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

木戸ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称木戸ダム(きどだむ)
所在地福島県双葉郡楢葉町
河川名木戸川水系木戸川
型式重力式コンクリートダム
堤高93.5m
堤頂長350.0m
総貯水容量18,470,000㎥
着工年2001年(平成13年)
完成年2008年(平成20年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
I:工業用水
管理者福島県

ダムの歴史と背景

木戸ダムの建設は、木戸川流域における洪水被害の軽減と、双葉郡楢葉町および広野町への安定した上水道の供給を目的として計画されました。木戸川は、かつては度々氾濫し、下流域の集落や農地に被害をもたらしていました。また、地域住民の生活水確保も重要な課題でした。

2001年に着工された木戸ダムは、約7年の歳月をかけて2008年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成されたダム湖は、特に紅葉の時期には美しい景観を見せることで知られています。

見どころ・楽しみ方

木戸ダムは、その堅牢なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高93.5m、堤頂長350mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々、そしてダム直下を同時に眺めることができます。

ダム湖(木戸ダム湖)の景観:ダム湖は、周囲の里山と調和した美しい水面が広がります。特に秋の紅葉シーズンには、湖面に映り込む色鮮やかな景色が絶景を作り出します。また、湖畔では釣りを楽しむ人の姿も見られます。

 * 周辺でのアクティビティ:

   ダム周辺には、自然を活かした散策路が整備されている場所もあります。のんびりとウォーキングを楽しみながら、里山の豊かな自然を満喫できます。

アクセス

木戸ダムは、福島県双葉郡楢葉町に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 常磐自動車道「常磐富岡IC」から車で約15分。
  • 駐車場は、ダム管理所付近や周辺の湖畔公園にも整備されています。

ダムカード情報

木戸ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所木戸ダム管理所
配布時間9:00~16:00(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

福島県楢葉町に位置する木戸ダムは、その堅牢な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この木戸ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月13日

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