【群馬・道平川ダム】下仁田町の水の要!連携する取水ダム群と重力式コンクリートダムが支える町の暮らし

ダム巡り

群馬県甘楽郡下仁田町、利根川水系道平川に位置する道平川ダム(どうだいらがわダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな自然と見事に調和し、地域の治水と水供給に重要な役割を担っています。特に、上流に位置する3つの取水ダム(屋敷川、市野萱川、相沢川)から導水し、地域全体の水資源を管理する重要な拠点として機能しています。

今回は、そんな道平川ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、道平川ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

道平川ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称道平川ダム
(どうだいらがわだむ)
所在地群馬県甘楽郡下仁田町
河川名利根川水系道平川
型式重力式コンクリートダム
堤高70.0m
堤頂長300.0m
総貯水容量5,100,000㎥
着工年1985年(昭和60年)
完成年1992年(平成4年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
管理者群馬県

ダムの歴史と背景

道平川ダムの建設は、道平川流域における洪水被害の軽減と、下仁田町および周辺地域への安定した都市用水(上水道)の供給を目的として計画されました。この地域は、水害への備えと、水需要の増大が長年の課題でした。

この課題を解決するため、道平川ダムは単体ではなく、上流に建設された3つの取水ダム(屋敷川、市野萱川、相沢川)と連携するシステムとして設計されました。3つの取水ダムで集められた水は、導水路を通じて道平川ダムへと集められ、ここから安定的に下流へと供給されます。これにより、複数の水源を確保し、水の供給網を強化する重要な役割を担っています。

1985年に着工された道平川ダムは、約7年の歳月をかけて1992年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。

見どころ・楽しみ方

道平川ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高70m、堤頂長300mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

ダム湖「荒船湖」の景観:ダム湖は、周囲の豊かな山々と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

水のネットワークを巡る:道平川ダムを訪れる際は、ぜひ付近にある屋敷川、市野萱川、相沢川の3つの取水ダムも巡ってみるのがおすすめです。それぞれが小規模ながらも、地域全体の水のネットワークを構成している様子を体感することができます。

アクセス

道平川ダムは、群馬県下仁田町に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 上信越自動車道「下仁田IC」から車で約20分。
  • 駐車場は、ダム管理事務所付近に整備されています。

ダムカード情報

道平川ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所道平川ダム管理事務所
配布時間10:30~15:30(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

群馬県下仁田町に位置する道平川ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。3つの取水ダムと連携し、地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この道平川ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年5月4日

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