【宮城・栗駒ダム】栗原市の水の要!雄大な栗駒山麓に佇む重力式ダム

ダム巡り

宮城県栗原市、迫川水系二迫川に位置する栗駒ダム(くりこまダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、雄大な栗駒山の豊かな自然と見事に調和し、地域の治水と水供給に重要な役割を担っています。ダムによって形成された「栗駒ダム湖」は、美しい景色が広がり、地域の憩いの場となっています。

今回は、そんな栗駒ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、栗駒ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

栗駒ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称栗駒ダム(くりこまだむ)
所在地宮城県栗原市
河川名北上川水系迫川支川三迫川
型式重力式コンクリートダム
堤高57.2m
堤頂長182.0m
総貯水容量13,715,000㎥
着工年1949年(昭和24年)
完成年1962年(昭和37年)
主な目的F:洪水調整
A:農業用水
P:発電
管理者宮城県

ダムの歴史と背景

栗駒ダムの建設は、三迫川流域における洪水被害の軽減と、栗原市および周辺地域への安定した都市用水(上水道・農業用水)の供給を目的として計画されました。この地域は、水害への備えと、農業生産の安定が長年の課題でした。また発電としても活用をされています。

1949年に着工された栗駒ダムは、約13年の歳月をかけて1962年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、完成以来、地域の安全と農業を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された「栗駒ダム湖」は、周辺の自然と一体となり、地域の憩いの場となっています。

見どころ・楽しみ方

栗駒ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高57m、堤頂長182mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

ダム湖「栗駒ダム湖」の景観:ダム湖は、雄大な栗駒山を背景に、美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

周辺の自然散策:ダム周辺には、自然を活かした散策路が整備されており、のんびりとウォーキングや森林浴を楽しむことができます。

アクセス

栗駒ダムは、宮城県栗原市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 東北自動車道「築館IC」または「若柳金成IC」から車で約40分。
  • 駐車場は、ダム管理所前にあります。
  • ダム左岸側(北側)は堤体部から車両通行止めになっています。ナビによっては左岸側から案内される場合があります。ご注意下さい。

ダムカード情報

栗駒ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所宮城県栗原地方ダム総合事務所
※花山ダムに隣接
配布時間9:00~16:00(土日祝を含む)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

宮城県栗原市に位置する栗駒ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この栗駒ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月14日

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