宮城県大崎市、北上川水系水系岩堂沢川に位置する岩堂沢ダム(いわどうさわダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな山々と見事に調和し、地域の治水と水供給に重要な役割を担っています。鳴子温泉郷の近くにあり、美しい景色を楽しみながらダム見学ができる場所として知られています。

今回は、そんな岩堂沢ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、岩堂沢ダムのすべてを余すことなくご紹介します。
基本情報
岩堂沢ダムは、農業用水としての利水を目的とする多目的ダムです。
正式名称 | 岩堂沢ダム(がんどうさわだむ) |
所在地 | 宮城県大崎市 |
河川名 | 北上川水系岩堂沢 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 68.0m |
堤頂長 | 200.0m |
総貯水容量 | 13,480,000㎥ |
着工年 | 1994年(平成6年) |
完成年 | 2009年(平成24年) |
主な目的 | A:農業用水 |
管理者 | 宮城県 |
ダムの歴史と背景
岩堂沢ダムの建設は、大崎市および周辺地域への安定した農業用水の供給を目的として計画されました。この地域は、水需要の増大が長年の課題でした。
1994年に着工された岩堂沢ダムは、約15年の歳月をかけて2009年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された湖は、周辺の自然と一体となり、地域の憩いの場となっています。
見どころ・楽しみ方
岩堂沢ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。
堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高68m、堤頂長200mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。
周辺の自然景観:ダム周辺は、鳴子温泉郷の豊かな自然に囲まれており、新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

周辺の観光地との組み合わせ:岩堂沢ダムは、鳴子温泉郷のすぐ近くに位置するため、温泉観光と合わせて訪れるのがおすすめです。
アクセス
岩堂沢ダムは、宮城県大崎市に位置しており、車でのアクセスが便利です。
- 東北自動車道「古川IC」から車で約50分。
- 駐車場は、ダム管理所前に整備されています。
ダムカード情報
岩堂沢ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。
配布場所 | 宮城県大崎地方ダム総合事務所 ※ダムから離れています。 |
配布時間 | 9:00~17:00(平日のみ) |
配布条件 | ダムを訪れた方に配布 |
配布場所 | 漆沢ダム管理事務所 ※ダムから離れています。 |
配布時間 | 9:00~17:00(土日祝を含む) |
配布条件 | ダムを訪れた方に配布 |
※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。
まとめ
宮城県大崎市に位置する岩堂沢ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。
ぜひ一度、この岩堂沢ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。
訪問日 | 2025年8月14日 |
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