【茨城・十王ダム】日立市の水がめ!堅牢な重力式ダムが育む水の恵み

ダム巡り

茨城県日立市、十王川水系十王川に位置する十王ダム(じゅうおうダム)。その堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな山々と見事に調和し、日立市の治水と水供給に重要な役割を担っています。ダムによって形成された「十王湖」は、美しい景色が広がるレジャースポットとしても親しまれています。

今回は、そんな十王ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、十王ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

十王ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称十王ダム(じゅうおうだむ)
所在地茨城県日立市
河川名十王川水系十王川
型式重力式コンクリートダム
堤高48.6m
堤頂長205.5m
総貯水容量2,860,000㎥
着工年1973年(昭和48年)
完成年1993年(平成5年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
I:工業用水
管理者茨城県

ダムの歴史と背景

十王ダムの建設は、十王川流域における洪水被害の軽減と、日立市への安定した上水道の供給を目的として計画されました。この地域は、かつて洪水被害に見舞われることがあり、また、日立市の都市化と人口増加に伴う水需要の増大も、喫緊の課題となっていました。

1981年に着工された十王ダムは、約13年の歳月をかけて1994年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された「十王湖」は、周辺の自然と一体となった公園として整備され、地域の憩いの場となっています。

見どころ・楽しみ方

十王ダムは、その堅実なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高66m、堤頂長266mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながらダム湖と周辺の山々を眺めることができます。

ダム湖「十王湖」の景観:ダム湖は、周囲の豊かな自然と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。

十王ダムふるさとの森:ダム湖周辺は「十王ダムふるさとの森」として整備されており、豊かな自然の中で森林浴や散策を楽しめます。ハイキングコースも充実しており、本格的なアウトドアを楽しむことも可能です。

ダムの役割を学ぶ:ダム管理所付近には、ダムの役割や機能に関する案内板などがあり、ダムについて学ぶことができます。

アクセス

十王ダムは、茨城県日立市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  • 常磐自動車道「日立北IC」から車で約15分。
  • ダム管理所付近に無料駐車場が完備されています。

ダムカード情報

十王ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所十王ダム管理所
配布時間8:30~17:15(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布
配布場所県北生涯学習センター
配布時間9:00~21:00(月曜・年末年始を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

茨城県日立市に位置する十王ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、周囲の豊かな自然が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この十王ダムを訪れて、その堅実な存在感と、水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月12日

コメント

タイトルとURLをコピーしました