【長野・豊丘ダム】信州須坂の暮らしを支える重力式ダム!美しい昇竜湖を抱く水の要

ダム巡り

長野県須坂市、信濃川水系百々川の支流である灰野川に位置する豊丘ダム(とよおかダム)。その雄大かつ堅牢な重力式コンクリートダムの姿は、周囲の豊かな自然と見事に調和し、地域の洪水調節と水供給に重要な役割を担っています。ダムによって形成された「昇竜湖」は、周囲の山々と調和した美しい景色が広がり、市民の憩いの場となっています。

今回は、そんな須坂市の豊丘ダムの基本情報から、建設の背景、見どころ、そして訪問に役立つアクセス情報やダムカード情報まで、豊丘ダムのすべてを余すことなくご紹介します。

基本情報

豊丘ダムは、治水と利水の両方を目的とする多目的ダムです。

正式名称豊丘ダム(とよおかだむ)
所在地長野県須坂市
河川名信濃川水系灰野川
型式重力式コンクリートダム
堤高81.0m
堤頂長238m
着工年1986年(昭和61年)
完成年1994年(平成6年)
主な目的F:洪水調整
N:流水機能維持
W:上水道
(P:発電)
管理者長野県

ダムの歴史と背景

須坂市の豊丘ダムの建設は、百々川流域における洪水被害の軽減と、須坂市への安定した上水道の供給を目的として計画されました。百々川は、かつては度々氾濫し、流域の市街地や農地に被害をもたらしていました。また、須坂市の発展に伴う生活用水の安定供給も、喫緊の課題となっていました。

1978年に着工された豊丘ダムは、約16年の歳月をかけて1994年に完成しました。その堅牢な重力式コンクリートダムは、地域の安全と安定した水供給を支える重要なインフラとして機能し続けています。ダムによって形成された湖は「昇竜湖」と名付けられ、その周辺は豊かな自然に恵まれています。

見どころ・楽しみ方

須坂市の豊丘ダムは、その堅牢なダムの姿と、周囲の豊かな自然が大きな魅力です。

堅牢な重力式コンクリートダムの堤体:堤高81m、堤頂長238mの重力式コンクリートダムは、その安定感と存在感が特徴です。堤頂は開放されており、歩きながら昇竜湖と周辺の山々、そしてダム直下を同時に眺めることができます。

ダム湖「昇竜湖」の景観:ダム湖は、周囲の豊かな自然と調和した美しい水面が広がります。特に新緑の季節や、秋の紅葉が湖畔を彩る時期には、穏やかで心安らぐ景色を楽しむことができます。ダム湖の周囲には周遊道路も整備されており、ドライブや散策に適しています。

周辺の自然散策:ダム周辺には、桜やツツジも植えられ、花の名所としても楽しめます。また、ダムの堤体からは、飯綱山、黒姫、戸隠山、北アルプスといった壮大な山々の眺望も楽しめます。

アクセス

豊丘ダムは、長野県須坂市に位置しており、車でのアクセスが便利です。

  •  上信越自動車道「須坂長野東IC」から車で約30分。
  • 駐車場は、ダム管理所横にあります。

ダムカード情報

豊丘ダムでも、人気の「ダムカード」を配布しています。訪問の記念にぜひ手に入れましょう。

配布場所蔵のまち観光交流センター
配布時間9:00~17:00(年末年始を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布
※ダムから離れています。
ダムへ行った写真が必要です。
配布場所須坂市観光協会
配布時間9:00~17:00(年末年始を除く)
配布条件ダムを訪れた方に配布
※ダムから離れています。
ダムへ行った写真が必要です。
配布場所須坂市建設事務所
配布時間9:00~17:00(平日のみ)
配布条件ダムを訪れた方に配布
※ダムから離れています。
ダムへ行った写真が必要です。

 ※最新の配布情報や時間変更の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

まとめ

長野県須坂市に位置する豊丘ダムは、その堅実な重力式コンクリートダムの姿と、美しい昇竜湖が魅力のダムです。地域の安全と暮らしを支える重要な役割を担いながら、訪れる人々に心安らぐ時間と、美しい自然の景色を提供してくれます。

ぜひ一度、この豊丘ダムを訪れて、その堅実な存在感と、信州須坂の水の恵みを肌で感じてみてください。

訪問日2025年8月10日

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